優雅に華麗に大胆に!(FGO攻略ブログ)

イシュタル召喚記念にブログ始めました。FGOについて書いていくつもりです。

聖杯を使うべきサーヴァント考察(オススメ紹介) 付録:聖杯転臨ステータス計算式解説

 これは宝具レベルの記事と同時期に企画していました記事ですが、書くのがずいぶんと遅れてしまいました。宝具レベルの記事はそれなりに人が来ているみたいなのでこちらも完成させることにしました。あくまで参考になれば幸いです。
 聖杯*1

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それは未知の領域。ゲーム内ではたかだか数個しか配られない伝承結晶を超える最高希少のアイテムであり、特異点攻略の証。これを捧げることすなわち、多くの場合マスターからできる最大の親愛の証の1つであり、ゆえにある意味、このゲームを象徴するアイテムでもある。そんな聖杯について、色々と考察をしていこうと思います。

1.まず言いたいこと

 まず最初に、聖杯運用について端的に、最もよく使い方を表現した標語を紹介します。それは

迷うなら、やめておけ。

です。
 このゲームに於いて、聖杯は手に入る数が完全に決まっています。払い戻しは当然できません。一度使った聖杯は2度と帰ってきません。理論上できる回数は決まっています。ですから使う鯖は最上限に検討すべきですし、絶対後悔のないようにすべきです。ゆえに、もし迷うなら、それはやめておくべきです。もしかしたら明日突然、自分のどストライクのサーヴァントが連続実装されるかも知れません。「お前になら捧げても後悔しない」というサーヴァントにだけ捧げましょう。また、どのサーヴァントに聖杯を使ったか、というのはいうなればそのアカウントの個性、あなたにしかいない唯一の部分になります。そういう意味でも自分の好みを尊重していくべきです。
 というわけで、まず1つの結論として、聖杯を捧げるオススメは「貴方が一番好きなサーヴァント」だと思います。これで決まりです。しかし、そうすると人によってはまあ何個か余ったり、実は推しってあまりいないなんて人もいると思うので、以下ではそういう推し以外の理由での聖杯使用を検討しようと思います。ですが、「迷ったらやめておけ」はよく覚えていてください。

2. 聖杯の効果

 最初にこの話からしとけよ、と思いますが、正直聖杯は効果自体よりも「こいつに使った」という感慨のほうが大きいと思ってるので先にそちらの話からしました。ここからが性能についての話です。
 聖杯の効果、それは単純にただ1つ「レベル上限が解放され、ステータスが上がる」それだけです。一応副次的効果として「金枠or銀枠」になる、というものがあります。これも人によってはこれも大きいかも知れませんが、それは推しを金枠にしたい、というような趣味的な面が大きいのでここではその話はしません。一つだけ書いておくと、

  • レベル70で銀枠に
  • レベル80で金枠に

なります。それ以外は変わりません。

2.1 計算式解説

 さて、というわけで聖杯の効果はレベル上限の解放、つまり基礎的なATK、HPステータスの向上、です。ここでは折角なのでどういう計算式で上がっているかも一応書いておこうと思います。
 計算式の詳しい解説は興味ないと思うので結論だけ並べることにします。ATKもHPも同じ式なのでここではATKとして書きます。
レベルXでのATK=レベル1でのATK+(元々のATK-レベル1でのATK)×\displaystyle{\frac{X-1}{元々のレベル上限-1}}(小数点全部切り捨て)
です。ちょっと表現が分かりづらいのでイシュタルとの例を見てみましょう(約束された具体例)。
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(フォウマ2000のため理論値より2000高い。)

イシュタルレベル1でのATK
1893
イシュタルレベル90でのATK
12252
イシュタルレベル100でのATK
1893+(12252-1893)×\displaystyle{\frac{100-1}{90-1}}=13415
イシュタルのレベル100でのATK(実際)
13412

あれ? 3違くね? そうです。一つ言い忘れてました。注意として、\displaystyle{\frac{100-1}{90-1}}の値も小数点4桁以下切り捨ててから掛け算します。
\displaystyle{\frac{100-1}{90-1}}=1.11235955
なので、1.112として計算します。これで、
1893+(12252-1893)×1.112=13412.208
つまり13412と正しい数値が出てきます。
 もう1人、アンデルセンでやっておきます。

アンデルセンレベル1でのATK
1021
アンデルセンレベル65でのATK
5758
アンデルセンレベル90でのATK
1021+(5758-1021)×\displaystyle{\frac{90-1}{65-1}}=7605.43

よって、7605です。
OKですね? 全てシステマティックに決まっているので簡単に計算できます。

2.2 ステータスとレア度について

 上の計算式からすぐにはわかりませんが重要なこととして星5のレベル90と星2のレベル90では星5のレベル90の方が値が大きい、一般に同レベルになっても格上レアの値は決して超えません。
 さっきのイシュタルアンデルセンの例でも同じ90で、12252と7605で大きな差がありました。聖杯転臨はレア度の壁は超えないので覚えておきましょう。

2.3 聖杯転臨のコスト

 聖杯転臨のコストは聖杯だけではありません。ものすごい量のQPと種火を要求します。具体的には
以下の通り

レベル 聖杯 種火 QP
60→70 1個 66個 40万
70→80 2個 87個 300万
80→90 2個 112個 900万
90→100 5個 254個 5500万

種火は金種火(ALL)で計算しています。またレア度により多少違いがあるものは最大値を書いています。
 見ての通り、90→100だけ聖杯5だけでなくQPや種火も凄まじい量を要求します。特にQP5500万は狂気でしょう。このことから自分は、性能目的なら聖杯転臨は90までだと考えています。90→100は愛以外の理由では踏み入らないことをおすすめします。あまりにも尋常ではないです。ステータスが少し上がる程度では全く割に合いません。本記事ではこの前提で、つまり聖杯転臨は90までとして計算することにします。

3. 聖杯運用についての意見

 これはかなり個人的な部分を含みますが、自分は以下のように考えます。

  1. スキルマかそれに準ずる状態であること(本当に不要なスキルがレベル6止まり等はあり)
  2. フォウくん1000以上
  3. 宝具レベルが満足行く範囲で上がっていること(星3以下は5、星4なら2はあると良い気がする。星5は1でもなんでも好みで*2。)
  4. 聖杯転臨はレベル90まで。

 結局聖杯転臨は普通以上にたくさん使うことを約束するようなものなので、最低限スキル育成を終え、フォウくんも1000は入れ、宝具も満足な状態になって初めて検討するのがいいかと思います。そうでないうちはそれ以外の部分が先でもいい気がします。特にフォウくん1000は先にやりましょう。最後の90までについては前の章で書きました。90→100は尋常では無いので愛以外の理由、性能目的では全くおすすめしません。コストに見合った結果が得られることはないと思います。

4. 聖杯転臨オススメサーヴァント

4.1 概論

 まずは概論から。結論から言うとオススメは以下のタイプです。

  1. ステータス以外が完成しているサーヴァント
  2. 素殴りに価値が大きいサーヴァント(クリアタッカー、バフアタッカー)
  3. 一発の威力に非常に大きな価値があるサーヴァント

の3タイプです。
1番上はゲオルギウスやヘラクレスが、2番目はランスロット(剣)やビリーなど、3番目はアーラシュやスパルタクスなどが該当します。

3.2 具体的なサーヴァント一覧

では具体的な表を見ていきましょう。
※聖杯は記載のない場合は90までを想定(つまり星5はランキングに載りません)
※評価は個人的なおすすめ度。S,A,B,C評価。
※追記:Cとして評価に入れていたサーヴァントは事実上オススメではないことに気づいたので削除した。

名前 説明
ロビンフッド B そもそも宝具が強く上手くまとまって強い鯖なのでステータスを上げる恩恵は大きい。
エウリュアレ A 対男性では唯一無二の性能を誇るため戦力として上げる価値は大きい。
アーラシュ A 周回での有用性が更に増すので可能なら1個位上げても良い。2個以上は趣味になりがち。
クーフーリン A 生存力が極めて高く、星3のレベルを越えている一方火力が低いので聖杯でステータスを上げればかなり有用になる。
クーフーリン(プロトタイプ) B クリティカルアタッカーとしてのポテンシャルが大きくステータスを上げることでやりたいことがよりできるようになる。
ゲオルギウス S 3ターン盾役の性能向上に繋がり役割遂行力が非常に上がる。また素殴りも向上しカードを切ることのデメリットも緩和される。
メディア S NP即チャージと高いNP効率(A3勢として)、宝具の強化解除すべて優秀で戦力として常に入るのでステ向上の価値は大きい。
アンデルセン S サポート性能は低レア随一で非常に優秀。無辜の怪物等生存することを求められる一方で打たれ弱いのがデメリットなのでステータス向上の恩恵は大きい。
呪腕のハサン B スキルはしっかりと完結しておりクリアタッカーとしてステータスアップにより活躍の幅がぐっと広がる。
カーミラ B 星4アサシン筆頭の強さでNP効率や特攻の広さからも優秀。聖杯を使うことで更に活躍の幅が広がる。(宝具強化をうけて追加)
ヘラクレス S そもそも最強レベルの鯖であり素殴り力がメインなので上げることでほぼ最強といっても良い強さになる。
呂布 B 言わずと知れた超高火力バーサーカー。既に金時を凌ぐ火力があるが、ステータスを上げることで更に素殴りともども特化できる。対殺等単体アタッカーが不足しがちなところでも活躍が見込める。
スパルタクス B 周回で非常に有用なので1個位ならあげると良い。それ以上は好み。
アステリオス B 非常に優秀なバフ、デバフを揃え、ATKがバフに依る攻撃に、HPがデバフによる耐久に直結するため、サポートとしても使えるため聖杯での基礎能力向上の恩恵がある。
槍オルタ A 自己完結力が高いクリアタッカーで非常に強力。素殴り力や宝具、生存力を高めるためにも上げるとさらに使い勝手が向上する。
ラーマ A 爆発力のあるクリアタッカー筆頭。打たれ弱さを補い殴り力を上げるためにもステータスアップは有効。星生成が苦手なのがランスロットとの違い。
李書文 B ラーマと同じ超倍率をもつクリアタッカー。ターン数が短いのが難点だが、星生成役が必要なものの高いパフォーマンスを発揮するので上げる価値はある。
ビリー A クリティカルの鬼。NPチャージも所持しスキルは強鯖の風貌なもののステータスの低さから思うような火力がでないので聖杯はうってつけ。
坂田金時(騎) S 配布故に宝具5であることも踏まえ最強鯖の一角。ステータスを上げたらさらなる活躍が見込める。
茨木童子 B 優秀なNP効率や耐久力、火力を持つ優秀なバーサーカーで汎用性も高いので聖杯を使っておく価値は十分ある。
ランスロット(剣) S そもそもすごく強い上に素殴りメインの鯖なので上げる恩恵は極めて大きい。
トリスタン B 非常に優秀なサーヴァントで高難易度適正が高い。ステータスを上げておくと更に活躍できる。
ベディヴィエール S 非常に優秀な星3サーヴァントで宝具レベルが5なら聖杯を上げた分、周回でも高難易度でも十分な働きが期待できる。
クロエ A 金時同様宝具5であることもあり強いイベント鯖。ステータスアップで更に活躍を見込める。
ジャガーマン B スキルがどれも強力なクリアタッカーでステータスさえ上げればかなり活躍できる。宝具レベルが上げにくいのと森林でないと少し落ちるのが難点か。
パッションリップ B 周回より高難易度で優秀な能力を揃えた鯖で盾役等の役割から考えてもステータスをあげることで真価を発揮できる。上げておくことで十全な活躍が見込めるだろう。
BB A 金時と並んで最高級の配布鯖。クリアタッカー運用ができる一方火力が低いため補う価値が大きい。生存力も増すのもよい。
レジスタンスのライダー B 完結したスキルを所持し非常に優秀なもののスタータスが足りない。このため聖杯での底上げが適する。宝具レベルが上げにくいのが難点。
バニヤン A 周回最適鯖の1人なので周回で使うのなら聖杯で火力を上げたい。
源頼光(ランサー) A 非常に優秀なスキル、カード性能を持つ完成度の高いサーヴァント。生存力は無いもののクリアタッカーとしての活躍が大きく期待できる。ステータスを上げる価値が大きい。
宝蔵院胤舜 B 単騎での運用でこそ真価を発揮するため少し難しいものの、上手く回った時の強さが格段に上がるので聖杯で生存力、火力ともに底上げするととても良い。
柳生但馬守宗矩 B ランスロットほど目立たないものの優秀な星4セイバーでATKデバフの生存力とAクリの性能が上がるため聖杯は使っても良いかも知れない。
メカエリチャン B アルターエゴで宝具5、現状かなり希少であり、優秀なカード性能も持つため使う価値はある。

 以上。少し不安な箇所もあるが何かの参考になれば幸いである。

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おわり

*1:英語ではHolly Grail

*2:ちなみに自分は宝具レベル2を基準にしてます