優雅に華麗に大胆に!(FGO攻略ブログ)

イシュタル召喚記念にブログ始めました。FGOについて書いていくつもりです。

ブリュンヒルデ FGO鯖性能評価その18【高評価】

 今回はリクエスト記事ということでブリュンヒルデについて書きます。リクエストほんと嬉しいです。ありがとうございます! こんな褒めてくれたら頑張らないわけないよね!!
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 それにしてもブリュンヒルデロマンシア、っていう単語の響きめっちゃ好きです。漢字が「死がふたりを分断つまで」というのもいいです。何かすごい胸熱じゃないですか?
 ブリュンヒルデといえば、スカサハ実装当初スカサハのことを能登ランサーって呼んでいたんですけど、まさかのその1月ちょい後に能登ランサー2が登場して能登ランサーの概念が揺らいで焦った印象があります。また、ブリュンヒルデはかなりPUされることが少なく貴重という印象がありましたね。実際今でもPUって2回しかされてないなじゃなかったかな。持ってる人は実はかなりレアだったりしますね。独特な雰囲気があって、贋作イベでも面白かったですね。
 まだ余談を続けてブリュンヒルデといえば度々話題に上がる「愛する者」問題がありますよね。要するに「愛する者 is 何?」ということですがなかなか判断できないんですよね。きのこ曰く「ブリュンヒルデから見た正義の人」ということらしいですけど「きのこの言うことを真に受けているうちは初心者」という格言のとおり、その、なんともいませんよね。一応記事を作るにあたって愛する者リストを改めて作ることにします。
 さてさて、何にせよブリュンヒルデの(レアさも含めて)独特の雰囲気、オーラかなり好きです。スカサハ持ってなかったら多分ガチャぶっぱしてます。そんなわけでリクエストも来たことだし張り切って書いちゃいます。というわけでいってみよー!
 以前Twitterの知り合いがブリュンヒルデを弱いとか言ってニグレクトしていたのですがありえませぬ!。その時は上手く説得できなかったのですが。多分どっかの攻略サイトのランキングとか見て言ってたのかと思います。ホント悲しい限りです。そういう悲劇がないようにここでは念を入れて書いていきたいですね。まあ果たして有名サイトを見る人がこのサイトを見るか怪しいですけど。。。
 さて、まずは画像から。
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 見ての通りです。しかしこれだけ見てもなんともいませんね。単体ランサーは魔境ではないですがそれなりに群雄割拠な状況なので他鯖(スカサハ、ランサー玉藻(槍玉)、時々槍頼光)*1との比較が大事になってきます。そのへんも含めて見ていきましょう。結論から書いておくと、ブリュンヒルデの長所はまず「宝具火力」です。そして次いで「カード性能」です。そして比較で考えるなら「マーリンとの相性の良さ」です。これに尽きます。ユニークな「英雄の介添」は実はブリュンヒルデの運用を体現するスキルではないかな、と思っています(強いですが)。なんとなく声優も含めてスカサハとかなり近わしい雰囲気がありますが、カード性能の良さ等を考えると槍玉とも近わしい部分がありますね。なかなか面白いです。早速見ていきましょう。

1. カード性能について

 カード性能自体は見ての通りかなり良好です。Quick、Arts共にそれなりのNPを獲得でき、EXも充実しています。そのためアタッカーとしては使いやすい部類になりますが、1つ問題があって、それはQQABBというこのゲームで最も弱いカード構成ということです(QQQABと同率で最下位かな)。QQABBとAが1枚しかない構成だとどうしてもNPは獲得しづらく、しかしかといってQは切りたくないという感じで全体的な使いにくさが目立ちます。しかし競合相手のスカサハ、槍玉、槍頼光等が全てこのカード構成であることから相対的な評価として結果的にはそれを理由に評価を悪くすることにはなりません。このカード問題はランサーに共通して横たわる悩みのタネでという感じですが、代わりにクラス補正1.05倍をもらっているので一応イーブンという感じですかね。ランサークラスは強鯖がパッとしない、何ていう話をよく聞きますがこのランサーのカード問題が大きな原因の1つかな、と思います。
 閑話休題。とにかく、カード性能は良好でアタッカーとしてはとりあえず申し分ないかと思います。Quickはぶっちゃけそんなに切りたくはないですが、対アーチャーを考えると結局誰かしらのQQABB勢を連れて行くことになるので、結果的には普通にQを切っていくことになると思い、カードの性能の良さは性能の1つと考えられます。
 このカード性能が良い、というのは本当にアタッカーとして重要で、カードを切って問題ない、というのはそれだけであらゆる支援がしやすいです。ブリュンヒルデの場合スター集中を持っているのでなおさらカードが良いことの恩恵は大きいですね。というわけでカードについては優秀という感じで、アタッカー適性がある、という締めておきます。まず最初にこの辺から優秀ですね。

2. スキルについて

 次にスキルについて。これについては無難ですが全体的にいま一歩、という感じです。まず第1スキルですが書いてあることは強いのですが倍率がいまいちです。1.25×1.15=1.475で事実上普通の魔力放出よりも威力がでません。もちろんBusterバフが載せやすいというメリットはありますがその一方で通常攻撃には恩恵がないので総合的には少し残念ですね。しかしまあ宝具威力をそれなりに上げてくれるので無難といえば無難です。多少残念ではありますが別に弱くはないでしょう。
 第2スキルについては残念ながら弱いです。クリティカル発生率ダウンは決して腐るようなものではないですがやはり恩恵は感じづらい、これに人枠割くことの価値は大きくないというのが正直なところでしょう。ついでにあるくらいなら悪くない効果ですがこれをメインとするのは残念です。で、このスキルのついでにあるのが宝具威力ダウンというのが悲しみを助長します。これは何かしら他のスキルと複合することで初めて効果がありますが、彼女の役割はメインアタッカーであり、そうなったときに宝具威力ダウン持ちと合わせる編成はあまり強いとは言えないでしょう。しかし例えばナイチンゲールとは一応それなりにかみ合わせが良いのでそのへんを見ていけば生かせないこともないかも知れないですね。
 第3スキルの英雄の介添は彼女の目玉スキルとも言うべきもので単体にスター集中を付与することができます。1つの注意としてスター集中度アップは加算ではなく乗算なので、バーサーカーには意味がない、ということがあります。バーサーカー以外であれば、アヴァンジャーであっても競合相手にもよるものの普通に効果があるのであくまでバーサーカーには注意という感じですね。
 さて、というわけでこのスキルですが、使い方はパーティによって2種類あり、1つ目は彼女のをメインアタッカーにする場合で、この時は自分に打つ他ないですね。彼女のカード性能は優秀なのでクリティカルとの相乗効果もあり、マーリンや欠片等で適当に星を作っておけば普通に活躍できます。
 2つ目はアタッカーを複数揃えるパーティの場合でこの時はクリティカルアップを持つ鯖に付与して主砲化するか、あるいはランサーは全員Arts性能が高いので、Artsクリティカルを狙うような形で使うという手もあります。マーリンと合わせれば全ての鯖を自由に主砲化するという荒業も可能になります。ランサーは別に星生成が得意というわけではないので星の入手ルートは別で用意することが必要になりますが、なんにせよこのスキルはマーリン等と合わせることで面白い動きができるので、欠片マーリンとの組み合わせはぜひともやっていきたいですね(ブリュンヒルデの場合宝具もBusterなので一応相性は良い)。
 おまけのようについている体力回復も普通に便利なので、あまり回復をメインに使うことはないが忘れずに意識したいです。とにかく介添で自由にスイッチングできるところは面白いでしょう。しかしパーティを組む段階である程度はどちらのアタッカーを主砲にするかは決めていおかないとせっかくの集中付与がもったいないので注意したいです。スカサハ、頼光はスター集中を自前で持っているので、特に槍玉なんかと合わせるのが美味しいですね。しかしユニークであって強力ですが、カード運によるところもあるので過度の期待はしないほうが良いというところもあります。一方で彼女を玉藻と差別化して考える際にはこの介添の活用が重要になるので、評価は難しいですね。ブリュンヒルデの積極的な器用を考えるならデュアルアタッカー形のパーティで片方に支援する動きも検討してもいいでしょう。
 というわけで以上、介添はやはり優秀なスキルで、アタッカー二刀流編成を組むのならぜひとも上手く管理して使い分けたいです。このスキルと高いカード性能等から一応サポーターという立ち位置も出来なくもないがやはりアタッカーとして振る舞ったほうが優秀でしょう。ルーンは残念ながら強いとは言えませんが、魔力放出とあわせて全体では無難、ということになりますかね。全体では「弱い」ということにはならないと思います。

3. 宝具

 最初に書いたおり何よりもこれが目玉です。特攻が入ることで全鯖2位の頭おかしい火力の宝具を打ち込むことができます。しかしいまいち霞んでしまうことが多いのはすぐ近くにいるスカサがトップ差1.5倍とかいうおかしな威力を持っているからではありますが、そもそも特攻の対象が大きく異なるのでそこを比べることにはそんなに意味はないでしょう。この絶大な威力の宝具は他には真似し得ない無二とも言うべき部分で、最近ではブレイク環境で火力の恩恵が薄くなったと言われて久しいですが、やはり雑に撃ってブレイクを1つ破壊できる、というのは大きな力であることには違いないです。また周回ではおかしなHPの敵がわんさか出てくるので強力な一撃の需要というのは想像を超えて多いです。さらに、Buster故に豊富な支援を受けることも出来、特にマーリンと組むことを考えるとスカサハよりも優位といえます。一方玉藻と比べると少しばかり範囲が狭い一方で威力は大きく勝るので、甲乙をつけるものでもないと思います。
 なんにせよこの超強力な宝具のおかげで彼女のメインアタッカーとしての性能には磨きがかけられ、立ち位置を盤石にするでしょう。NPをそれなりにためやすいところも追い風になりますね。

4. 役割と競合相手との比較

 以上の性能を基に役割を考えましょう。まず周回については、恒常周回ではHPの高いゲイザー等を飛ばすというような役割を買って出ることができ、イベントでも特にテスラ相手には彼女の存在感が非常に大きいです。ここぞというところで超火力役として重宝できるでしょう。一方でNP獲得や周回に便利なバフは何も持っていないので上手くNPをチャージしてやれないのなら周回では使われないことになります。所持次第という感じでしょうか。
 という感じで周回では火力要因として一定の位置が見込める、という感じですが高難易度ではマーリンと相性がいいこともあって、槍のメインアタッカーとして大きな存在感を持ちます。この場合スカサハは少し立ち位置が異なるので*2比べるなら槍玉と頼光になるのでその方向で考えていきましょう。
 改めて説明すると、ブリュンヒルデのカード性能を落として宝具を強くしたのがスカサハ、カード性能をさらに良くして宝具を少し抑えたのが槍玉、宝具をさらに落としてカード性能を上げ、よりクリティカルに特化したのが槍頼光というような立ち位置があります。
 たまに「槍頼光が星5より優れている」というような話を見かけるがそれは流石に言い過ぎというのが自分の見解で頼光はわけわからんくらい優秀なクリティカルアタッカーで、クリティカルで相手のHPをゴリゴリ削りながらArtsをまわせば、勝手に宝具も回るという破格の鯖ではあります、ありますが、生存能力を持たず、また、宝具火力も流石に少し抑えめになるのは地味に大きな違いになります。クリティカルアタッカーには得てしてカード運という最大の問題がつきまとうことになり、実際彼女はクリティカルアタッカーとしてある種ピーキーな部分があるので、星が来るターンにカードが回ってこないと思うように活躍できないところもあります。とはいえ実際異常なほど優秀なので、カードを上手く回せるのなら普通に一線級ですね。ランスロット同様少し息切れだけが不安になりますがそれをもって余りある力があります。ただ、やはり星5のステータスや宝具火力による安定した破壊力は使いやすいので頼光が優れてる、というには至らないかと思います。と、なぜか頼光の話しをしていますが話題を戻してブリュンヒルデに。
 頼光との比較については上に書いたので槍玉について考えましょう。槍玉はカード性能がかなり優秀で男性特攻という事実上*3ブリュンヒルデの上位互換のようなかなり広い特攻を持っている点が魅力で雑に優秀というところがあります。その一方でスキルはなかなかに曲者と言うか扱いが難しくここをどうするかが槍玉運用の要になります。で、ブリュンヒルデとの比較になりますが、特攻対象ならブリュンヒルデを連れて行く意義は大きいですが、非特攻となると槍玉藻の方がいいケースも多いです。カード性能の良さとデメリットさえ緩和できれば優秀なスキル群の2つに於いて押され気味で、一方で大きな違いとしてマーリンとの相性の良さがあり、こちらを見ることでブリュンヒルデの積極的な採用理由を多分に見出すことが出来ます。玉藻は連れて行くのならばできればスタンを解除するスキル持ちを合わせていきたいので、またスター集中を持っていないのでマーリンとの相性はブリュンヒルデに少し劣ります。
 この「マーリンとの相性」というのはこのゲームに置いて強さを体現する重要なパラメータになります。スター集中付与を持ち、Buster宝具のブリュンヒルデは星生成だけ用意できれば他には無い回転力を発揮することが出来ます。具体的にはマーリン欠片等で星を増やしてブリュンヒルデに集めてBusterで殴る。これだけで強いです。そしてこれだけのことが一番うまくできるのがブリュンヒルデです。ですからブリュンヒルデはその点において非常に優秀です。
 以上比較について簡単にまとめましょう。色々書きましたがベースにある考えは棲み分け、使い分けのような気がします。

  1. ブリュンヒルデは宝具火力が魅力なので特攻が入るなら連れていきたい。
  2. ブリュンヒルデはマーリンとの相性が良いのでマーリンと合わせて連れていきたい。
  3. 対男性なら槍玉の方が良い場合も多い。
  4. 対神性ならスカサハの方がいい場合も多い。
  5. コストが足りないケースや聖杯を投げているのなら頼光でいい場合も多い。
  6. でもやっぱりブリュンヒルデは優秀。

という感じですかね。何にせよ育てて損しませんし、槍でのメインアタッカーとしては筆頭に入ると思います。もし持ってる人は第2スキルの地味さやどこかのランキングを見てニグレクトせずぜひ育ててやってください。

4.5 追記

 特攻の話に特化し過ぎという指摘をいただきました。実際そのとおりでしたね。別に被特攻でも、あるいは等倍特攻でも火力的に重宝することはあります。ただ差別化の観点でいうとそれは全員同じなので少しその点について省略気味になってしまいました。一応追記という形でsのことについて触れておきます。

4.75 追記2

 競合相手にカルナも入る、というコメントをいただきました。一理ある所もありますが宝具火力での差は大差ないことはなくかなり大きいので(カルナは特攻が入って宝具5で単体辺りに13万程度、ブリュンヒルデは23万程度、恒常だから宝具が上げやすいという話は本ブログでは論点には含めないことにしています)、その点についてはまず一つ違うところかと思います。
 次に優秀なスキル群、宝具効果については確かに単体全体に拘らず十分比較対象として肉薄する次元にある、という指摘ですがこれは確かにそのとおりですが、使用箇所が微妙に異なる、というところもあります。
 カルナで星を出すには敵が3体並んでいる状況が必要ですが、ブリュンヒルデの考察に於いてはその状況を強く考慮しません(あくまで単体宝具なので)。また、完全上位な魔力放出や極めて優秀な見識等は高難易度適性としては抜群で全体宝具にもかかわらず確かに単体戦でもやっていけるポテンシャルを持っていますが、そういった部分を含めてもやはり方向性が違うといいますか、根本的に別枠かな、と自分は思っています。周回での運用でもそれはもちろんカルナのほうが周快適性は高いです。高い火力、NPチャージ、全体宝具は全て周回で優位であり、しかも今やってるイベントでは火力補正が入っているためなおさら優秀に感じますが、しかしそれをいいだすと単体宝具のギルがいるので単体弓はいらない、というような話と同じ路線に進んでしまい少し違うかな、と思います。少なくとも「カルナを持っているので他の単体槍はいらない」というふうにはならないので結論として方向性の違いから競合とはしない方針でいいかと思います。

4.9 追記3

 ブリュンヒルデの宝具に付随するスター発生率50%,3Tバフについて話があったので補足。スター発生率の計算式の解説記事で書いたとおり基本的にはスター発生率バフはあんまり意味がないです。加えて彼女の場合は威力が何よりの目玉でしたから、殆どおまけのようなものでしかなかったので敢えて言及をしていませんでしたが、一応ついでのような形で50%バフ3ターンを撒くというのはすごく悪くはないです。
 いくら意味ないスター発生率でも100%くらいに慣ればキャスギルの宝具でもわかるようにそれなりには効果が出てきますから、例えばランスロット(狂)のように自前で発生率バフがあって、ヒット数の多い宝具を持つ鯖と合わせれば効果はあるかな、と思います。残念ですがそれくらいしないとそこまで実感できる効果はないかと思います。ですからパーティを組む際はそこまで意識しなくても良いかも知れません。
 一応マーリンのスキル2と合わせる形でもバフ率が100%に乗り、そうなるとブリュンヒルデのQuickでも体感できるくらいの意味は出てくると思います。そういうところでもマーリンとの相性はいいですね。
 とりあえず以上です。

5. 特攻範囲早見表

 最後に特攻範囲の早見表をつけておきます。参考にしてください。
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おわり

*1:エルキドゥのことを忘れているわけではないですが方向性が違うので今回は比較対象にはしません

*2:スカサハの宝具火力は全く他に追随を許さず、また何よりも確定スタンが極めて優秀。しかしマーリンと組むことは殆どなくカード性能も良いとは言えないので少し方向性が異なる。

*3:牛若丸のような例外もいるけど