マシュ・キリエライト FGO鯖評価 その1 【EX】

　さて、というわけで改めてやっていきましょう鯖評価記事！　今回は記念すべき第1回ということでメインヒロインにしてすべてのカルデアの最古参、マシュ・キリエライトについて書いていきます。
　結論から言うとマシュはめちゃくちゃ優秀です。タイトルの右にちょこっと【EX】って書きましたがこれはおすすめ度EXということでつまりはホントマジでおすすめということです。因みにおすすめどEXは現状

• 孔明
• マーリン
• スカディ
• マシュ
• アーラシュ

の5騎だけのつもりです。玉藻はこれに加えてもいいのかな、迷う。とにかくそんなもんですね。本当におすすめで本当に活躍してくれると思います。
　ですが自分がFGO再開してしばらくの頃はあんまりマシュの強さを理解していなかったフシがありました。そういうわけで実際マシュがどれくらい強いか、ということはそんなには認知されていない可能性もあるんじゃないかな、と思います。そういうわけでマシュの長所そして短所等々についていろいろと説明していきたいと思います。というわけでれっつごー！

0. 概要

マシュ・キリエライト 星4 シールダー

総合おすすめ度

EX

周回評価

-

高難易度

EX

【解説】
　すべてのカルデアの最初のサーヴァント。FGOのメインヒロイン。唯一のシールダークラスであり、また唯一のコスト0のサーヴァント。シールダーというクラスの都合上どこにでも連れて行くことができ、また全体防御バフ、無敵、NP付与、攻撃バフ等々サポーターとして欲しい能力をほぼユニークに兼ね備えており、耐久が必要な高難易度等では特に顕著な活躍ができる。とりあえず編成しておくだけでも活躍が期待できる、まさに頼れる後輩である。

1. マシュのどこが強いの？

1.1 サポート性能がとても高い

　さて、早速解説していきましょう。まずマシュの何が強いか。その話をするためにはそもそもどこで使うかから始めるのが妥当ですね。結論から言うと割とどこでも連れていけます。ですがそれじゃあ役に立たないのであえて書くならマシュの役割は高難易度の耐久型の動きの補強だと思います。もっといえば特にArtsパ型のパーティだと彼女の弱みが抑えられ、強みが十分に生かせることになります。そのへんについて詳しく解説していきましょう。
　まずマシュのスキル宝具はほぼすべて補助に特化しています。この思い切りが非常に有用です。このゲームは普通、アタッカー/サポーター/サポーターの並びが最適解になることが多いです。これには理由があって、簡単に言えばアタッカーを増やしすぎると結果として総ダメージ量が減るから、もっと言えば結局15枚+宝具3枚のカードのうち使えるのは9枚しかないから、もっと言えば効率化における分業の価値は歴史が証明してい(ry というわけですね。そのへんの一般論の話をここで書くのは主義に反するので別記事にしますが、サポーターに特化しているというのは必然的にサポーターとして優秀になり、そうなるとサポーターとしていろいろな局面で出番を得られるということなんですよね。そういう意味で優秀なサポートに特化した彼女はどこにでも連れていけるわけです。詳しい解説は次の章でしましょう。

1.2 コストが0でどこでも入れる

　次にマシュはコストが0でありコスト不足しがちな編成においてもどこでも難なく入れることができます。これもかなり大きくて、まあ慣れてくれば前衛だけでクリアということも全然不思議なことではないのですが、それができるのはある程度慣れて戦力が整ってからでしょう。普通に編成を組んでいると星5鯖や礼装が増えていきどうにもコストが足りなくなります。そんな時添えるように自然にマシュが入り込むことができ、そして最強格のサポーターとして活躍できるというのはやはり便利です。マシュはどんな相手でも優秀なサポーターとして活躍できるという話はこれからしていきますし、上にも書いたとおりですしね。

1.3 スキルマも簡単

　最後にマシュの育成は非常に楽です。霊基再臨は自動的にされますし、素材も5個づつ、QPも星3相当ととにかく省エネです。その割にはどのクエストにも連れていけるという圧倒的なコストパフォーマンスです。このブログではあまり育成コストの話はしないことにしていますがそれにしてもこの点は一応書いておいてもいいかなと思います。

イベント配布鯖よりも手軽にスキルマ最終再臨に達することができる点は本当に優秀でこの点も含めて育てることをおすすめしたいですね。
　参考までに例えば低レアの雄、クー・フーリンの素材と比べてみましょう。

　とりあえずマシュが優秀な点を3つの観点から書きました。特に1つ目の点が結局要ですからそこについて掘り下げていきましょう。

2. マシュのサポート性能と使い方

2.1 マシュの強いところ

　というわけでマシュのサポーター性能について語っていきましょう。まず防御バフがスキルで20%、宝具で30%の合計50%あります。これが全体に撒けるという点が非常に優秀で、実際防御バフを全体に撒ける鯖というのは非常に希少です。で、この30%という倍率は变化と同じであり50%というのは皇帝特権EXを超えます。攻撃の50%分のダメージが単純に減るので10000ダメージの攻撃もたった5000にまで落とし込むことができます。これをどう活かせるか。二種類あって1つは通常攻撃のダメージを減らして事故死を少なくすること、もう1つは他と合わせて宝具を凌ぐということです。宝具を凌ぐのは普通はマーリンの幻術やジャンヌの宝具のような手段の方が有用ですからマシュのバフで凌ぐのはどちらかと言うと無敵貫通が相手のパターンか、緊急時の次善策としてになります。そのため多くの場合では単純に通常攻撃のダメージを減らすということになりますがこの効果は凄まじいです。30%減るというだけで体感でわかるくらい被ダメが減り、生存力が増えます。50%減るということはいうなればクラス等倍がクラス有利になるようなものですから30%や50%の重みというものがいかに大きいかは想像がつくと思います。一見すると地味ですが非常に有用なんですよね。
　そして次に宝具についでのようについた攻撃30%アップ3T！　これも極めて優秀ですね。この倍率はカリスマAの20%を上回り孔明の軍師の指揮と同じです。サポーターとしてこの能力はやはり外せませんし、この倍率は本当に素晴らしいです。マシュの宝具はわかりやすく、回せば回すだけどんどん得をするんですよね。
　さらにいざという時に役立つ単体無敵付与。これの有用性は言うまでもありません。単体宝具相手ならこれとターゲット集中で完全に宝具を防げますし、そうでなくても緊急回避として非常に便利です。こういういざというときに欲しいものを持っている点も便利です。更にはNP20%付与で、これにより後少しで宝具が打てる、打てれば、というときの補助としてかなり便利で、極めて強力です。しかもこの複合はNPが付与ですから腐りにくい組み合わせなんですね。すばらしい！　使い方としてはターゲット集中と合わせて単体宝具を自身で防ぐか、足りないNPを補強するのが多いかと思います。運と乱数調整に自身があるなら誰かに付与して単体宝具を防ぐのもありですね。
　最後にスキル3に地味についているNP獲得量400%アップ。こんな倍率めったに見れたものではないですがこれは本当に馬鹿にならずこのスキルにArtsクリティカルを適当にいれるだけでNPが200%まで溜まったりすることもあります。単純にNP獲得量が5倍になり、クリティカルが2倍の合わせて10倍。他のバフなし1stボーナスなしの3枚目Artsカードを切るだけでNPが0から100まで貯まり、クリティカルがなくても0から50まで貯まるんですね。頭おかしい。マシュの宝具の有用性はさっき書いたとおりですか一瞬でNPが貯まることの意義は計り知れません。この倍率まじで頭おかしい。

2.2 マシュの弱いところ

　というわけでマシュのサポート性能、スキルの有用さは以上ですね。逆に弱いところ、というかきついところも見ておきましょう。

1. 有利が取れない
2. 競合相手が孔明マーリン等
3. カード性能が悪い
4. キャスターに比べると星を吸う
5. ステータスが星4
6. 使い方がわからない

この辺でしょうか。しかしこれらのデメリットはほぼ全て帳消しないしは無害化できるんですよね。
　まず有利が取れないことですが基本的にはサポーターですからダメージを入れる方についてはメインアタッカーに任せればいいので別に問題にはなりません。防御有利が取れない点は確かに少しだけ困りますが他のサポーターも基本的にそうですし、マシュには防御バフがありますから問題にはなりにくいですね。というか有利が取られない恩恵のほうが実際は大きいです。
　次に競合相手、これは大きいですが十二分に差別化されています。サポーターとしての方向性が一番近いのは孔明ですがマシュは宝具が支援型ですから回す分だけ耐久力が増し、またスキルCTも少しばかり短いため回転率が良いです。また無敵付与は有用ですし、コストも0。状況次第では流石に星5サポーターに譲る面もありますが決して下位互換になるようなものではないでしょう。というかまあ言ってしまえば両方強いので両方使えばいいです。
　次、カード性能が悪い。これは確かに少しきついですがサポーターにカード性能はそこまで求められません。というのもサポーターはアーツチェインとプリコス等で適当にNPを貯めるのが普通だからです。別に殴って貯める必要は無いのです。ですから確かにカード性能は威力もNPも星も大したことは無いですが、チェインに割り切って適当に切ればOKです。いけます。一応スキル3で局所的に性能がどえらく上がりますしね。
　次、星を吸う。まあそれはメインアタッカーとかち合う倍率にはなり得ますが高いわけではないので問題ないのではないかと思います。
　ステータスが星4。これは実際おそらくこのデメリットの中では一番効いてきている部分で、確かに少しばかり物足りない、落ちやすいところがあります。マシュは聖杯も使えませんし補うには金フォウしかありません。ただ別に星4として低いわけではないですから十分戦えると思います。
　使い方がわからない？　それは解説します。

2.3 マシュの使い方

　というわけで最後にマシュの使い方。マシュが強いことがわかっても孔明マーリンのようにわかりやすいバフがあるわけでもなく、なんとなく無難に補助して気がついたら落ちてる、言うほど強くないやん？　みたいな、そういうこともあるんじゃないかと思います。それはもったいない！　というわけで使い方を見ていきましょう。
　まず基本的にはArtsチェインを主体にするArts系パーティに組み込むのがいいです。マシュは宝具を回して、そしてスキルを回して強いサポーターなので単発のスキルだけだと孔明マーリンと比べたときに味気なさがあります。そのため宝具を積極的に回していけるArtsチェイン主体のパーティがよいです。
　気楽に使うなら
アタッカー/マシュ/他のサポーター
が多いかと思います。おすすめは無敵を持つマーリンやジャンヌ等、あるいは玉藻ですね。ただ玉藻を入れる場合は耐久パにシフトして、
マシュ/玉藻/無敵要因orチャージ減要因
とかにしたほうがいいかもです。ただこの型は安定性は極めて高いですがいかんせん時間がかかりまくるのと編成難易度が少し高いので基本的には前者の型のほうがおすすめですかね(あと推しを使いたい的な意味でも？)。
　前者について。アタッカーが攻撃するターンとサポーターがチェインでNPを貯めるターンとをうまくやりくりしてなるべくサポーターの宝具スキルを回してアタッカーを攻撃耐久の両方で支援する。という感じになります。マシュは少しばかり落ちやすいので防御バフをしっかりと回すことを意識したいですね。そして宝具にはなるべく無敵、無理ならマスタースキル、マシュスキル、アタッカーの自前スキル等で対応したいところです。まあまあの安定感と速度のあるパーティで敵のHPがやばいときでもそれなりに対応できて便利です。こちらをベースにして色々と組んでみても面白いかもしれませんね。
　後者は耐久型のアーツパで玉藻をぐるぐるしてたら作業で終わる的なやつです。案外気楽にできるのでおすすめといえばおすすめですね。
　とりあえずこんなところでしょうか。Aチェインを意識してうまくスキルを回せば活躍すること間違いなしですから色々試してみてください！

3. 周回での役割

　マシュは基本的に高難易度向きのサーヴァントであり周回では使うことはまあ無いわけですがそれでも一応役割はあってそれはイベント周回のコスト調整ですね。イベント周回にはなんやかんや星5のイベント礼装をなるべくたくさん積むことが要求されます。そうすると星5礼装ばかり積むのでどうしてもコストが嵩んでしまいます。そんなとき周回編成を組む際にコスト0のマシュは非常に助かることも多いです。星1のサーヴァントでも良い場合も多いですが、割とカツカツなことも多いので助けになるのは事実ですね。そういうのもあるんだ程度に見ておいてください。マシュは結構頻繁にイベントの特効に選ばれたりするのでそういう意味でもお世話になるんですよね。惜しむらくは絆がもったいないこと。ここはなんとかなって欲しいですね。

4. おわりに

　というわけで以上！　マシュはなんやかんや、やっぱりFGOのメインヒロインです。ちょっと嫉妬したり毒舌になったりしますけど、最初から最後まで主人公とともに歩み、同じものを見続けてきた相棒です。そんな彼女を色々なところに連れて行って、しっかり活かしてあげられると嬉しいですね。

おわり